礒嵜みどり

MIDORI ISOZAKI

代表取締役

MY HISTORY ・・・ 

旅の仕事を始めるまでと今後の事について 
※写真はウガンダのブゥインディ国立公園にて撮影


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アフリカとわたし

遡ること1996年、単調な事務作業に飽き飽きしていた一般メーカーのOL時代。6年勤務したが退職を決意、お疲れ様記念旅行として選んだのはケニア。テレビ番組で見ていた広大なサバンナ、野生の王国・楽園への憧れを実現するために。

当時、取り扱い旅行会社も少なく、航空会社もエア・インディアかパキスタン航空の2択。お酒が飲めるという点からエア・インディアを選択。この旅が私の人生を大きく変える。見渡す限りのサバンナ、風の匂い、大自然の美しい風景、そしてツアーに同行してくれたケニア人日本語ガイドやその地の人々の素晴らしいホスピタリティーに心打たれ、必ずまたアフリカの地に戻ることを決意して帰国。いつか自分もこのサバンナでガイドとして仕事がしたい!という壮大な夢を抱えながらも旅行業界はまったくド素人。

その門戸をたたくべく独学で「総合旅行業取扱管理者(当時の一般旅行業主任者)」の資格を取得。旅行業の基礎を学ぶため入社した小さな旅行会社では厳しいオンナ上司たちにビシビシ鍛え上げられ、ここで初めて手配したケープタウンやビクトリアフォールズのある南部アフリカに惹きつけられる。自分の目で見たい! 休暇を利用して旅したクルーガー国立公園を含む南部アフリカ。

ここで出会った沢山のドイツ人観光客たちが実は長期休暇を利用してケープタウンで英語を勉強している学生たちであることを知り、こんな風光明媚な素晴らしいところで英語を学べるのなら最高ではないか!と2000年、その小さな旅行会社を退職しケープタウンに短期語学留学。

帰国後、派遣社員として再び転々と旅行会社に勤務するがようやくご縁がありアフリカ手配を専門とするツアーオペレーターの職に就く。アフリカを取り扱う旅行会社のパートナーとして商品の企画、手配、カスタマーケアに携わるがサファリガイドの夢も諦められず2005年、休職してクルーガー国立公園近隣のブッシュで2か月間、フィールドガイドコース(FGASA = Field Guiding Association of South Africa ) を受講、野生動物の生態(爬虫類、昆虫含む)や自然環境との融合、天文学、植物、気候、ガイディングスキル等を学ぶ。

一旦帰国後、図書館に通い詰め学んできたことを徹底的に復習、数か月後再び渡航し学科試験に合格。しかしながら資格取得の条件となる6カ月の実地研修は断念。サファリガイドの夢は実現せぬまま16年間ツアーオペレーターとして働く。

もっと制限のない世界でアフリカと携わりたい、と2016年、前職を卒業。 ソル・パラディを立ち上げた。

この20年間で何度アフリカに足を運んだだろう。どの国も素晴らしいが、目下、私のトップ3はナミビア、ウガンダ、タンザニア

ナミビア。延々と続く赤茶色の荒涼とした過酷な大地。そこはまさに「無の世界」。乾いた熱風。肌に焼き付く灼熱の太陽。土の匂い。

ウガンダ。ナミビアとは対照的に緑に覆われた美しい肥沃な大地。アフリカなのにトロピカル。時々降るスコールが気持ちいい。そこで採れる野菜や果物の美味しいこと。まだまだ観光客の少ないこの国の素朴な人柄も大好き。

タンザニア。セレンゲティで繰り広げられる壮絶な生存競争、まさにライオンキングのような世界はいつ行っても迫力がある。ガイドさんもロッジのスタッフたちも涙が出るほど親切で家族や友人のようでわたしがタンザニアを愛する理由は「人」。公も私もアフリカまみれですが、実はハワイも同じぐらい愛してやまない私です。「夢と感動」の実現をサポートできるこの仕事に誇りを持っています。

犬とわたし

2015年夏。16年間家族中で溺愛していた愛犬が16歳の生涯を閉じた。当たり前のように存在していたのが、失ってみてどれだけ自分たちに沢山の笑いと幸せをくれていたのか悟った。犬とは偉大な生き物だ、と思った。

2020年6月山下公園にて

いつかまた犬と一緒に暮らしたいと思い続けて数年。運命の出会いは2019年1月。 

すったもんだあったが、我が子(マルチーズ ♂)はウチにやってきた。家に来た時から不調な日々が続き、ガリガリで成長もせず検査の結果、肝臓に栄養が運ばれない先天性の重い病(門脈体循環シャント)を患っていたことが判明。

1歳で2度の開腹手術。

当時、もっと一緒にいてあげたいと思いながらも仕事も忙しく留守がちで心細い思いをさせていた。犬の幼稚園やペットシッターのような安心して預けられる、北欧で充実しているような福利厚生が日本にもあればいいのに・・・と思い始めたのがこのころ。

と、同時にもしかしたら旅行に行きたくても犬がいるから旅を諦めているひとも沢山いるのでは?とも。現在のビジネスの延長線上に「犬(ないしは猫)のお世話係」みたいのを作ってもよいのでは?と社員一同で盛り上がり、2019年、スタッフ数名で「ペットホテル開業講座」の勉強を始める。

これをきっかけとし、この新規事業を始めるにあたり必要な要件となる動物取扱責任者目指し動いているところ。ひとつの条件となる愛犬飼育管理士(ジャパンケンネルクラブ)の資格取得を終え、現在「老犬介護士」の講座を受講、現在進行形。。

一歩一歩、次の新たな目標に向けて歩み始めたところです。